事業紹介

基礎研究

私たちの食生活は、新鮮な果物から美味しい料理、コーヒー、紅茶などの嗜好品まで様々な香りに満ち溢れています。それら食べ物の香りは、多くの揮発性の有機化合物から成り立っています。基礎研究部門では、それら食品の香りを再現するため、どのような香りの成分がどのようなバランスで含まれているのか、機器分析により調査しています。新たな香料を創ろうとするとき、フレーバリストはそれらの分析データをもとに香料を組み上げていくため、香りの分析は香料開発の第一歩と言えるでしょう。

その分析技術の進歩に伴い、香りの成分はナノレベルの微量なものまで検出され、その中には匂いが極めて特徴的で強い“香りのキー成分”も見出されます。このように香りの分析は、香料製品の品質にも大きく関わる情報を与えるので、当社では三次元クロマトグラムを始めとする高度な分析技術に注力してきました。常に一歩先んじた技術を取り入れ、それに斬新な発想を研究に組み合わせて、独自の香料開発の起点になるよう努めています。その成果の一つとして、飲料の飲み始めから飲み終わるまでに感じる香りの挙動をトータルに捉える独自の研究手法を開拓しました:「ひとくち目の香り」、「のどごしからの香り」、「香りの余韻」という研究プロジェクトを“香りを感じる3ステップ”とし、これらの知見を基にこれまでにない印象深い香料を開発。ここから生まれた製品群を“のどごしフレーバーⓇ”シリーズとして紹介し、多くのお客様から注目を浴びています。

製品開発

このような香り成分に関わる基礎研究は、オフフレーバーの低減効果、耐熱・耐光性など香料の機能性にも応用されています。また、酵素フレーバーをはじめとした新たな香料素材の開発も進め、香りばかりでなく呈味感も強めた製品づくりにもチャレンジしています。
生産技術では、製造レベルで将来の先進的な香料素材づくりを見据え、新たな製造技術を計画、ラボスケールでの実験も経てユニークな香料原料の生産を目指しています。これらの原料を使用してこれまでにない香料製品が生み出されます。

香りを感じる3ステップ

製品開発

香りの“余韻”分析

香り成分の挙動を追尾方式3次元クロマトグラフィーで追跡。得られた知見を商品開発のコンセプトや目的に応じて、 “香りのキレとコク” 、マスキング効果などの研究に役立てます。

製品開発

フィールドワーク

自然の瑞々しい香りの秘密を追い求め、香りの現地調査“フィールドワーク”を食材の旬の季節に合わせて実施。得られた知見から本物感を意識した新たな香料が創り出されます。

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